女性は習い事をしたがるのはなぜ?

生涯教育と言われるように、現代日本は子供から高齢者まで、大部分の人が何らかの教育を受けたり、習い事をしていると言っても過言ではありません。それは昔のように、「食べることで精一杯」という状況から脱したことが大きく関係しています。つまり生活に余裕が出来た分、余暇を仕事以外に使うことが可能になったのです。この傾向は、女性に関しては特に顕著だと言うことができます。英会話学校や料理教室、フラワーアレンジメントやフラダンス、源氏物語を読む教養教室に至るまで、そこに通う生徒はほとんどが女性なのです。しかも若いOLはもちろん、子育てが一段落した主婦が多いのにも驚きます。こうした状況に関しては、男性が生業である仕事が忙しくて、習い事をする暇がないからだと、一般には解釈されています。しかしそこには男女の、習い事に関する考え方の違いが横たわっているのです。すなわち男性は子供の頃から、出世を目指したり、一生の仕事に就くべく両親から教育されます。そのためこうした目的に沿わないことは、最初からしないという傾向があります。それに対して女性は、多かれ少なかれ両親から一生の仕事を見つけるようにと教育される人は、男性よりも少ないのが一般的です。この事は、女性の自立云々というよりは、女性が結婚して出産して育児をするという人生の大きな仕事を、最初から背負っているという事情によるのです。無論社会的な仕事をしながら、育児もするという女性もいます。しかしいずれにしてもその選択に関しては、女性自身の決断に任されているのが現実です。したがって女は、社会的な出世などというステレオタイプのライフスタイルから自由である分、様々な教養を楽しむ余裕が、男より多いと考えられるのです。資格が取れようが取れまいが、女性はその習い事そのものを十分に楽しむことが出来ます。そしてその結果、素晴らしい技能を身に着け、社会的に認められ、ついにはそれが仕事になってしまった人々も出てくるようになったのです。

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